カイロプラクターとは?

日本では、カイロプラクティックが未だに医療として法制化されていません。ですから、カイロプラクティックと称した低レベルな施術行為が蔓延しています。
国民の健康に危害を与える事を危惧した国連の世界保健機関(WHO)では、2005年に、カイロプラクティック・ケアを安全かつ有効に行なうのに必要な業者の教育水準を各国政府機関に向け発表しました。
そして現在、WHOに所属する世界カイロ連合では、WHOの提示する教育基準を満たした者のみを正規なカイロプラクター(カイロプラクティックの専門家)として認めています。

世界保健機関(WHO)の定めた
カイロプラクティックの安全性と教育についてのガイドライン」要旨
・最低限、専門の大学教育を修めた者が行なうべきである。
・教育の水準はCCEの国際基準レベルの4200時間に準じること(暫定期間認める)。
・医師がカイロを行なう場合には、2200時間以上の専門教育を受ける必要がある(既に医学教育を修めている分だけ少ない)。etc

保健に関する世界最高権威であるWHOの公式ガイドラインは、事実上「カイロプラクティックの世界基準」といえるでしょう。海外では、カイロプラクティックの学位が無いものが「カイロプラクター」を名乗ることは、法律により禁止されています。
WHOのガイドラインを満たし、国際的に認められているカイロプラクターの資格・称号には、以下のような学位があります。
「ドクター・オブ・カイロプラクティック
カイロプラクティック理学士」
現在、国内でこれらの学位を有するカイロプラクターはおよそ500名です。
今後、少なくとも日本で法制化が成されるまでの間、全国各地で誰もが安心してカイロを受けられる様、WHOのガイドラインをクリアした安全で質の高いカイロプラクターが増加し、「正統カイロプラクティック」が普及されて行く事が期待されています。